よく
「シンプルに捉えてるんですね」
とか
「やり方めちゃくちゃシンプルですね」
とか
「そんなシンプルな機材で良いんですね」
とか言われます。
そう。
シンプルな視点を好んで採用しています。
むしろ、複雑にしか捉えられない時点で
「あぁ、僕はまだ勉強不足なんだな」
と思ったりするのです。
でも、子供の頃の僕は物事を複雑に捉えていました。
特に中学生の頃はそうでした。
学校の勉強を必要以上に複雑に捉え、1人で頭混乱してました。
もちろん、成績なんかいいわけありません。
ただの落ちこぼれだったわけです。
塾にもいきましたが、「基本というのは積み重ねだから一朝一夕にはいかん」と言われ、もう、ただただ、嫌なことを諦めてやるしかない、という感じでした。
そもそも、嫌なことを我慢してやれるほど心も成熟してないので落ちこぼれるわけです。
そんな僕を救ってくれたのが家庭教師として我が家に来てくれたU先生でした。
※U先生に関してはこちらにも書いてます。
ほんとに頭のいい人だと未だに思っています。
そんなU先生から頂いたものは数しれず。
沢山ありすぎるはずなんだけど、多分全部血肉にしてしまったから認識出来ない状況です。
でも、先の様に
「シンプルなんですね」
とか言われると、
「あぁ、それは先生からパクったものです。」
とわかる。
そう。
僕のシンプル至上主義はU先生から教わったものです。
例えば、僕が数式を書いて答えを出すまでのプロセスを端折ると叱られました。
「そんなんするからミスるねん。」
と。
大体、数式を端折るなんてのはシンプルに見えて実は複雑な作業です。
端折るということは頭の中だけで処理しようとしているわけです。
そして、頭の中だけで処理できないものに出会ったときには違うモードでやらないといけないわけだから、それはシンプルに見えて実は複雑なシステムになります。
でも、そもそも全部書く。
ということだったらとにかく書くだけだから、いつも同じモードで良いわけです。
脳の負荷も減って、凡ミスも減る。
凡ミスが減るので、成績は安定するわけです。
U先生は「AだからB」という論理的な教え方だけではなく、僕の行為を修正する事を通して大事なことを教えてくれる事が多かった気がします。
それをいくつか経験すると、生徒である僕はその根底にある視点をパクる事が出来るわけです。
そうやってパクったのがシンプルに考えるということです。
こうやってシンプルに捉えられるようになると、迷うことが格段に減ります。
選択肢がぐぐぐぅぅぅぅぅっと狭まるので迷わなくなるのです。
今みたいな情報社会ではコレはすごく有利なスキルだと思います。
ピンと来たらシンプルに見るようにしてみてください。
ギターも他の事も同じだから。
ちなみにギターの場合はこう捉えるのです。