先日、本屋を散歩してた時の話。
本屋を散歩すると社会がわかる、といったらいいすぎかもしれませんが、今、みんなが注目しているものなんかは把握出来るように思うのです。
だから、散歩をして何が今注目されているのかをぼんやり見ているのですが、昔に比べて
ゆるくやろう
ポジティブにやろう
自分らしく生きる
というメッセージが増えたなぁ、と思うのです。
いわゆる啓発系のメッセージ。
自己肯定感とか心理学とかもそういう系統のものが多いように思います。
その考えは僕も賛成なのでそういうのは中身をちょっとチェックしたりするのですが、いつも
「あぁ、これは誤解するかもなぁ」
と思うことがあるのです。
ゆるくやる
ポジティブ
自分らしく生きる
これってなぜ、必要なんだろう?
ってことなんですよね。
これらは
気分が落ち込んで気分良く行動できなかったり
変な思い込みを持っていて気分良く行動できなかったり
視野が狭くて気分良く行動出来なかったり
ってときに効果を発揮すると思うんです。
そうでないと、気分だけ良くなって何もしない、ということが起こってしまいます。
何もしなければ望む変化は起こらないし、状況も変わりませんよね。
もちろん、状況の変化なんかなくても気分は良くなるのだから問題は無い様に見えます。
でも、そもそも変化がほしくて、ゆるくやる、とかポジティブとか採用しているわけだから、そういうのを求める時点で現状に不満がある、ということです。
※もちろん、程度の差はあります。
だから、やっぱり
気分良く行動するためのアイデアなんですよね。
でも、人間って目的と手段がいつの間にか入れ替わったりするもの。
ゆるくやる、ポジティブ、自分らしくというのが目的になると本来望んでいた状況の変化はなかなかやって来ないんじゃないかと思います。
ゆるくやった結果、何かが変わる
ポジティブにやった結果、何かが変わる
自分らしくやった結果、何かが変わるのだと思うのです。
行動を起こすことはときに怖いことだったりすることがあります。
だから、こういうアイデアを使って「気分良く」行動することで、行動の敷居を下げる。
結局、行動は必要なのです。
当たり前のことですが、ここの理解が無いとダメなんじゃないかと思うのです。
というのも僕も昔、ここにハマって何も出来なかった時期があるのです。
だから、一回捨てて、とにかくやれることをやるようにしました。
そしたら状況は変わりました。
だから、
今のあなたが出来ることを
無理のない範囲で
でも、変に手を抜くことなくやりましょう。
その継続が
スキル習得につながったり
状況を好転させたり
経験を変えることになります。
つまり、ここに本来思っているゴールがあるはずです。
この文章を読んでくれているということは「ギターを弾きたい」と思っていたり、すでに弾いている人でしょう。
つまり、僕たちは好きなことをやっているわけです。
それがそもそも幸せなことなのだから、積極的に時間を見つけてやっていきましょう。
やればやるほど思わぬ変化が訪れますよ。
趣味という言葉に逃げないように。