北斗の拳という漫画があります。
子供の頃、テレビでやってたアニメ
ジャンプにも連載してた漫画
ゲームにもなったね。
当時はよく分からずに観てたアニメです。
で。
数ヶ月前、アマゾンのプライムビデオを物色してるときのこと。
北斗の拳が無料でみれるようになってました。
「おぉ~~~~!」
「なつかすぃ~~~~!」
しかも、無料。
ということで早速見ることにしました。
久々に見たけど、やっぱり名作です。
言葉にするのが難しいけど、とにかく深いです。
ただのドツキ合い、喧嘩がテーマになっている作品ではないので、是非、見てほしい作品です。
漢氣、勇気、愛、友情、強さ、しなやかさと色んな要素があるので見てみてね。
さて。
この北斗の拳には中心人物として、主人公のケンシロウ以外に、ラオウとトキという人物が出てきます。
彼らは兄弟です。
長兄 ラオウ
次兄 トキ
末っ子のケンシロウ
という兄弟。(ホントはトキとケンシロウの間にひとり変なのがいるけど、今回は割愛)
そして、北斗神拳という一子相伝の拳法をめぐりこの兄弟が対立します。
長兄ラオウは世界征服という野望を持っています。
そのために北斗神拳を利用しようとします。
次兄トキは医者。
北斗神拳は医術に活用できる拳法だとして、癒やしのツールとして利用しようとします。
ケンシロウはとにかく愛の人。
それゆえにか、北斗神拳の正式伝承者に選ばれます。
それを認めないラオウ
それを認めるトキ
そして、伝承者ケンシロウが争うんだけど、構図としては
ラオウ VS トキ&ケンシロウ
という構図になっているわけです。
で。
ラオウとトキが戦うシーンがあります。
ラオウは剛の拳、激流の拳。
つまり、パワープレイなんですね。
一方、トキは柔の拳、静水の拳。
相手の力を利用して戦う、クレバータイプ
ここが対立します。
結果としてはラオウが勝つんだけど、トキは病気だったこともあり、実力は互角、もしくはトキの方が上。
というのがたやすく読み取れます。
柔の拳は相手の力を利用するから考えてみたらそりゃ最強なんだよね。
実はこれ、ギターも同じ。
剛のアプローチもあれば柔のアプローチもあります。
剛のキーワードは
鍛える、克服、我慢
という感じ。
よく目にするギター練習はこっちのタイプが多い気がします。
わかりやすいけど、やってみると筋トレ的なしんどさがあります。
でも、やりきればモノになります。
一方、柔のキーワードは
合わせる、吸収、受け入れる
という感じ。
あまり目にすることもないし、目にしたとしてもわかりにくいというデメリットを持つ一方、やってみると剛の練習では考えられないような結果がありえないスピードで実現したりします。
もちろん、どっちが正しい、間違っている、という問題ではありません。
どっちが好きか?ということだと思います。
そう考えたときに僕のギターアプローチは柔のアプローチです。
起こることを受け入れる。
感じることを受け入れる。
自分を受け入れる
というのがベースにあるやり方です。
一言で言ったら「ゆるい」です。
ただ、やっぱりわかりにくい・・・
だからこそ、素直な人は一瞬で変わるアプローチでもあります。
で。
ここで重要なのは
自分はどっちが好みか?ということを知ることです。
剛の拳が好みのときは剛の拳を覚えたらいい。
柔の拳の魅力がわかってきたら柔の拳に乗り換えたらいい。
そうやって自分の状態に合わせることが重要なのです。
(あ、この考え方がそもそも柔の拳だな 笑)
あなたはどっちが好み?