「登ったと思ったら次の山が見えてきますね」
先日、うちの生徒さんがこんなことを口にしました。僕はこのセリフを聞いた時にすごく安心しました。なぜなら、こう思える人は成長できるからです。こう思える人はやることをやっています。そして、やり方も非常に適切だからこそ、この視点が得られるのです。
なぜ、そうなると思いますか?ここには1つ理由があります。
まず、このセリフを口にするには3つの条件が必要だからです。
- 登れる山を選んだということ
- 山を登る行為
- 登山に専念した
この3つが必要なのです。
これ、なかなか出来ません。うまくいかない人は登れない山に挑戦します。無理のある山だから登ろうとしても厳しすぎ。仮に、無理のない山を選んでたとしても登山を始めるとやってくる休憩所で休み過ぎて、下山したりする。これが結構あるあるパターンなのです。だから、目の前の山に専念することが重要なのですが、これが意外に難しいのです。
でも、この生徒さんはやりきった。だから、自信もある。そして、山頂に行ったからこそ次の山が見える。「あそこに登ろう」となる。無理のない山をそもそも選ぶ人だから自分が登った山よりちょっと高い山を自然と選ぶ。
きっとこの生徒さんは次の山も登られると思います。
登山に例えましたが、音楽もこういうステップが必要。一番小さい山を軽く見てはいけません。それが登れたら自然と次の山が見えてくるから。小さい山で学んだことを活かして次の山に登るのです。
あなたは目の前の山を登ることに専念していますか?