昨日、レッスンでうちの生徒さんがこんな曲を教えてくれました。
※子供は見ちゃダメ
教えてくれた生徒さんと笑いながらレッスンをやってました。
こうやって、生徒さんに色々面白おかしく教えてもらえるのはレッスンという仕事のありがたいポイントです。
さて。
先の動画。
個人的にはブルージーさとファンキーさを感じました。
このなんというか男のアホさというか、間抜けさ、というか、純粋さというか。
そして、やられたクロちゃんを見る寿司屋の大将の顔がなんともいえないです。
歌詞や曲、それがたとえ替え歌であっても、そこには作り手の世界観が現れるものです。
実はこういうところに演奏や創作のヒントがあったりします。
僕たちが今やっている音楽はもともと海外の文化だったものがベースになっています。
それらは僕たちの文化にはなかったものなのです。
だからこそ、歌詞や曲から作り手の感覚や頭の中をしっかり読み取ろうとする、という視点をもつと思わぬアイデアにつながったりします。
僕たちとそもそも違う文化を持っている人の感覚など読み取れるものではない、と思われるかも知れません。
でも、文化や国は違えど、僕たちは同じ人間ですから共通しているところもあるわけです。
無理に異文化の感覚や思考を理解する必要もありませんし、義務でもないでしょう。
でも、義務ではないけど、全く違う他者を理解しようとすることは自らにいい見返りをもたらすものです。
今回の話であれば、
異文化を理解する想像力。
これが鍛えられたらどうなるか?
ギターのアプローチが変わって今までよりスムーズにうまくなるヒントが得られる可能性が高まると同時に
人間関係の円滑さ(他人を理解しようとした結果)や営業成績が伸びる(他人にとっての益を思った結果)みたいな一見関係なさそうに見える益をもたらす可能性が生まれたりするのです。
もちろん、こんなことを期待して、下心を持ってやっても続かないからアレですが。
でも、作り手の頭の中、感性を読み取ろうとする行為は純粋に面白いものです。
それによって得られる益はまぁ、おいといて。
一度やろうとしてみると面白いと思います。
追記
更に音楽が良いのは、作り手の思考や感性を読み取ろうとしなくてもOKな所ですね。
表面的に真似たとしてもそれを突き詰めていけば自分たちの文化になるのが素晴らしいところだと思います。