さっき生徒さんからこんなメールが来ました。
卒業生の結婚式でギターを弾く機会があるなど、
貴重な経験をしました。その結婚式は、新郎新婦ともに、私どもの軽音楽部の卒部生なのですが、
プランナーの方に、せっかくなので、顧問の先生も入れて演奏してはどうですか、
と提案され、お色直し後の再登場のタイミングで、演奏することになりました。新郎ドラム、新婦ボーカル、在籍時にいっしょにバンドを組んでいた卒部生が、
ギターとベース、そこに私。シェネルのビリーブという曲ですが、そもそも超キーボードメインの楽曲だったので、
それをギターバージョンにアレンジしてやりました。※ビリーブはこんな曲
楽しかった!
おそらく、先生に習っていなかったら、絶対にできなかった。
ハードロックしか弾いてこなかった私には、テンポ80のほぼクリーンで
アルペジオを弾け、という条件の中で、
何のアイデアも浮かばなかったと思うのです。ところが、ピックの持ち方から、ピックの種類から、トーンから、練習の方法から、
アンサンブルの中での自分の役割、何もかも変わっていました。ボーカルのためのバッキング、アンサンブルの中のギター、
たくさん発見のある経験でした。全く自信のなかった分野ですが、自分の中で新しい窓が開いたという感じがしています。
新婦の後でドラムをたたく新郎。
終始ニヤニヤしていましたが、こんなに心のこもったドラムを聴いたのも初めてでした。音が優しく甘い。
音楽は何より心。
普段から生徒に話していることではありましたが、
私自身、初めての経験でした。当然、私のギターも、他のメンバーの音もそれに乗せられていきます。
ああ、アンサンブルって、こうやって作られているんだなあ、と。
こんな機会を与えてくれた卒部生たちに感謝、
何より、ギターの何たるかをいつも教えてくださる奥田先生に感謝です!
ありがとうございます!
この生徒さんは学校の先生で、軽音楽部の顧問もされているので普段は部員に指導をされているのですが、すごくいい話だと思いました。
なんかこう、じわぁぁっと心が暖かくなる話ですよね。
そこに助けになれたようで嬉しかったです。
ギターって弾けたら楽しいよー。
そして、弾けたらこんな風に自分と誰かを喜ばすツールになるのです。
まずは弾けるようになること。
そして、ちょっと見切り発車でもいいからギターを「使うレベル」に移行することです。
この移行が遅くなればなるほどつまらなくなるのが普通です。
是非、自分も含めた人を喜ばすツールにしてくださいね♪